大船渡から南下し、桜ライン311の植樹、南三陸町防災庁舎へ
3月26日から27日へかけての旅は、中学校の同級生2人とその友人2人、総勢5人の旅となった。
早朝の陸前高田
高台に再建されたホテルの敷地から、復旧工事の進む市内を望む。
大船渡の真新しい魚市場で朝食
真新しい魚市場のデッキからは、活気にあふれた大船渡の再建工事の様子がうかがわれた。
門の浜の防潮堤工事
13メートル近い防潮堤の提体はほぼ完成していた。傷まずに残った従来の黒ずんだ堤防の上に、真っ白なかさ上げ提体が乗っている。
BRTの踏切
大船渡線の仮復旧として運行されているBRTの踏切を通った。
桜ライン311、植樹会 小友小学校
桜ライン311の集合場所の小友小学校についた。津波の際は1階に床上浸水し、泥だらけになったというが掃除してそのまま使用されている。
浄土寺の河津桜
2011年の初めての植樹会で植えられた早咲きで色の濃いカワヅザクラ。原産地の伊豆の河津町から寄贈されたものという。数輪の花が咲きはじめていた。
植樹会
いよいよ桜が植樹されている現場へ。なだらかに弧を描く峪の内側で、10以上のグループが苗木を植える穴を掘っている。春の陽がやさしい。
道の駅高田松原
道の駅高田松原は、高田松原の観光客のために国道45号線沿いに1993年に建設された。津波により破壊されたが外壁は残り、新たに建設された追悼施設などとともに人々が訪れる震災遺構となっている。
繁殖牛農家で
高台に牛舎を置いていた繁殖牛農家は、放牧していた子牛を失っただけで済んだが、牧草が放射能で汚染され、危機を迎えた。北海道の酪農家と、オーストラリアの同業者から支援の手が差し伸べられた。
気仙沼漁港
昨秋は工事中だった漁船の船着場は完成し、市内のメインストリートも拡幅されて工事が進んでいた。
4年目の寄木漁港
南三陸町歌津の寄木漁港では埠頭の工事がほぼ完了し、防波堤もかさ上げされて真っ白に輝いていた。
南三陸町防災対策庁舎
はじめて訪れた防災対策庁舎には、厳粛な気が満ちていた。屋上に高く天頂を指す避雷針と左右を指向する八木アンテナは、祈りの手を伸べているようだ。
保存の決まった大川小学校
大川小学校を訪れるのは何度目だろうか。いつも、静かに手を合わせる見学の人たちがいる。前日、石巻市長が遺構として保存する方針を表明した。