早朝の陸前高田

高台に再建されたホテルの敷地から、復旧工事の進む市内を望む。

復旧途上の被災地では、朝食のとれる食堂は数少ない。
ネットで調べたホテルでは、和食の朝食がとれることになっていたが、これは震災前の情報だった。
当時のホテルは海岸沿いにあったはずだが、案内表示に導かれて何とかたどり着いたホテルは高台にある。
敷地内からはかさ上げ工事の進む陸前高田市内が一望できたが、「和食堂での朝食」はおあずけとなった。
フロントで調べてもらったところ、大船渡の魚市場に食堂がある、とのことで、親切にも電話で営業を確認してくれた。
フロントのうら若い女性は震災当時県立高田高校の生徒だったとのこと。同級生はほとんど高台に逃げて助かったが、海沿いの室内プールで練習していた水泳部の生徒たちが被災して亡くなったという。

陸前高田 高台に再建されたキャピタルホテル1000から 2016年3月26日

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陸前高田パノラマ1
ほぼ中央に見える建物は、震災遺構として保存される定住促進住宅。4階まで浸水した。
陸前高田パノラマ2
右端にはやはり震災遺構の道の駅高田松原が見える。白い三角形の建物。
陸前高田パノラマ3
中央の道の駅の左には、奇跡の一本松がある。